「世界のスポーツ」 第52回

今年も365日が過ぎ去ろうとしています。喜ぶ人も、残念がる人も、成功した人も、失敗した人も、多くの人々がいろいろなことを経験した1年でした。

「世界のスポーツ」 第52回

スポーツ界ではこの1年何があったでしょうか?成功した人、失敗した人、がっかりした人・・・。

スポーツ界で最も注目を集め、スポーツ界に悲しみをもたらしたのは、ナイム・スレイマノールの死でした。小柄な巨人は、あらゆる治療を受けたものの、助かりませんでした。重量挙げで「今日の最高の選手」とされたスレイマノールは、8度の世界チャンピオンと、46度の世界記録達成により、重量挙げの歴史に刻印を刻んだ人物として思い起こされることになります。

世界陸上競技選手権も、忘れられない思い出に満ちていました。ラミル・グリエフが200メートルのファイナルで優勝し、トルコに世界選手権で初となる金メダルをもたらした選手となりました。この選手権では、400メートルでヤスマニ・カペッロが2位で銀メダルを獲得しました。

ウサイン・ボルトは、陸上競技や100メートルというと、いつも最初に思い浮かべられる選手でした。10年間100メートルのトップに立ち、ライバルたちが追い抜くことはできないと考えられたボルトは、世界陸上競技選手権での失望の中、陸上競技を引退しました。選手権の前に、これが最後の出場だと述べたボルトは、世界選手権で金メダルを獲得して引退すると想像していた最強のライバル、ジャスティン・ガトリンに追い抜かれてしまいました。競技の後に観客がボルトが優勝したかのように拍手し、ガトリンがボルトの前に敬意をもって跪いたとき、ボルトもガトリンを観客の前で称賛しました。これこそスポーツマンシップであり、ライバルへの敬意です。

ところで、ボルトの故国ジャマイカが、ボルトにサプライズをしました。オリンピックで8個、世界選手権で11個の金メダルを獲得した31歳のボルトの銅像が建てられたのです。ボルトの銅像は首都キングストンにあるジャマイカ国立スタジアムの前に置かれました。ボルトにとって、成功に満ちた年月の最後で最大のプレゼントはこの銅像でしょう。

テニス界ではいつもの有名選手たちがグランドスラムで勝ち上がりました。テニス界の注目は、フェデラー、ナダル、マレー、ジョコビッチ、ワウリンカなどのスター選手たちに集まりました。マレーとジョコビッチはケガが原因でシーズンの幕を早めに閉じました。全仏オープンの決勝戦の後、ワウリンカもケガを訴えました。フェデラーが6か月間コートから遠ざかった後に復帰したことが関心を呼びました。

全米オープンではケビン・アンダーソンに勝ったラファエル・ナダルが優勝しました。ワウリンカと対戦した全仏オープンの決勝戦は、ナダルにとってとても意義深いものでした。18歳の時に全仏オープンで初優勝したナダルは、2017年も全仏オープンで10度目の優勝を果たし、同じ選手権で10度優勝した選手としてテニスの歴史にその名が刻まれました。ウィンブルドンの決勝戦でのロジャー・フェデラーのライバルは、マリン・チリッチでした。フェデラーは決勝戦を制してコートに復帰したことを示しました。全豪オープンの決勝戦では2人の大物選手、フェデラーとナダルが対戦しました。その結果の予測は難しいものでしたが、勝ったのはフェデラーでした。フェデラーは19度目のグランドスラム優勝を果たしました。

テニス界のこの2人の大物はいつもは対戦相手同士ですが、プラハのレーバーカップではお互いと組みました。選手権のダブルス決勝戦で、フェデラーとナダルのペアはサム・クエリーとジャック・ソックのペアに勝って優勝しました。

モータースポーツでも大きな戦いが注目されました。ルイス・ハミルトンがF1世界選手権のチャンピオンとなりました。世界ラリー選手権ではセバスチャン・オジェが優勝しました。モトGPではマルク・マルケス、スーパースポーツ世界選手権ではルーカス・マヒアスが今シーズンのチャンピオンとなりました。

バスケットボールのフェネルバフチェ・ドウシュが、オリンピアコスに80-64で勝利して、ユーロリーグのチャンピオンとなりました。バスケットボール・スロベニア代表がセルビアに93-85で勝利し、欧州チャンピオンとなりました。

バレーボールのワクフバンクが、ブラジルのレクソーナ・セスキに3-0で勝利し、世界クラブ選手権のチャンピオンとなりました。

女子バレーボールのブルサ・スポルが、欧州バレーボール連盟(CEV)チャンピオンとなりました。

ヤクン・ドウ大学女子バレーボール・チームがユーロカップのチャンピオンとなりました。

国際サッカー連盟(FIFA)は、アルゼンチン対チリ戦で審判をなじったため、メッシに4試合出場停止のペナルティーを科しました。一方、ロナウドが「今年のサッカー選手」に選ばれました。

ドイツがFIFAコンフェデレーションズカップ2017で優勝し、ワールドカップへも強気の意気込みを強調しました。

自転車競技ではクリス・フルームが、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャで優勝しました。

書いても書いても終わらない競技の数々により2017年が終わりつつあり、新たな興奮、新たな選手、新たな記録が新年に登場することになるでしょう。

良いお年をお迎え下さい。


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