「エコ・ポリティクス」 第6回

投資環境を改善する改革案

「エコ・ポリティクス」 第6回

ユルドゥルム・ベヤジット大学政治学部経済学科エルダル・タナス・カラギョル教授著

 

トルコは、その地域の潜在力のおかげで、投資家たちに重要なチャンスを提供しています。そのチャンスを生かし、投資に必要な貯蓄投資差額を外国人投資家とともに抑えるために、投資環境の改善が非常に重要となってきます。投資環境の改善により、トルコは外国からの投資を直接引き寄せ、信用を投資が可能なレベルに引き上げるのに重要なチャンスを獲得します。

諸国が直接外国資本を引きつける能力は、発展の度合いによりそれぞれ異なります。先進国の経済がこの意味でより有利なように見えても、発展途上国も直接外国資本を引きつけるにおいて、極めて魅力的な面を持っています。

発展途上国であるトルコが、特にここ15年間で直接的な外国投資で良い動きを見せているのが見られます。トルコは1950-2001年までの50年間に、合計151億ドルの直接的な外国資本を引きつけましたが、2002-2017年にはこの資本を12倍以上引きつけ、1911億ドルに引き上げています。

ここ15年間で得られたこの成功を持続可能にし、外国資本をさらに増やすために、今、新たな改革について話し合われています。トルコにおける投資環境を、必要な点に持っていくこの改革により、投資の潜在力が最も有意義に利用されることになるでしょう。

1つの国が投資を引きつけるための最も重要な要素は、その国の投資環境が適しているか、またはその国が投資のためのチャンスを提供しているかです。投資家の活動を容易にするチャンスを提供する国々は、投資家たちが決定を下すにおいて直接影響力を持ち、選ばれる投資先になることができます。

完全にこの目的により提案されたこの改革案は、世界経済を投資と競合可能性において生かす世界銀行の「ビジネスのしやすさ指標」をベースに作成されました。目標は、「ビジネスのしやすさ指標」で60位にいるトルコが、その順位を20位に引き上げることです。

1つの国の投資環境が適切かどうかを検討することについてアイデアを提供するこの指標で、上位20位以内になれば、トルコは直接的な外国投資で重要な飛躍を遂げ、国際投資においてさらに競合力のある国になります。

レジェプ・アクダー副首相が会長を務める投資環境改善連携協会のこの改革案を作成するための活動で、世界銀行の専門家たちもこのプロセスに加わりました。また、およそ5か月間の活動の結果提案されたこの改革で、トルコのビジネス界の代表者たちも公共機関も大きな役割を果たします。

トルコの投資環境の改善と投資の前にある障害の解消に向けて、この改革がこの件の第一級の人物たちによって制定されたことは、具体的な措置が講じられており、確実に有効な結果が生まれるであろうことの指標です。

では、この改革案の中には何があるのでしょうか?まず、商業登記局が唯一の事務所となることにより、会社の設立が非常に簡易化されることが見て取れます。通常は会社の設立は7つの異なる手続きを経ますが、今後はこの手続きのすべてが1つにまとめられることが計画されています。

一方、国際分野でも大きく遅れを取っている倒産手続きに新たな段階がもたらされます。倒産の延期を解消し、変わりに救済協定がもたらされます。非常に多く悪用される倒産延期において、7-8年延びる過程が、23か月の期間により短くされることで、確実により健全な過程がもたらされます。

提案された別の改革は、建設許可についてです。非常に長く続く建設許可取得の過程で、合計18の許可のうち12が市役所で取得されるものでした。この12の許可を5に引き下げる決定が下され、許可取得の過程が短くなりました。こうして、合計18の手続きの数は6に引き下げられました。ここにおける目的は、完全に建設分野の投資家を安心させ、簡易化された投資環境を提供することであることを強調しておきます。

もちろん、これらは改革案の主要部分でしかありません。93条分のこの改革案は、さらに多くの詳細事項を含んでいます。なので、この改革は、まずはじめにトルコの投資環境の前にある障害を取り除き、その後直接的な外国投資を増やし、結果的に投資におけるトルコのイメージを良いものにします。また、トルコの信用を上げ、投資可能なレベルに引き上げるための重要な役割を果たします。



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