【カンタンな にほんごの ニュース】 日本の安倍首相が「2020年は新しい憲法の年」と言った

【カンタンな にほんごの ニュース】 にほんの あべしゅしょうが 「2020ねんは あたらしい けんぽうの とし」と いった

【カンタンな にほんごの ニュース】 日本の安倍首相が「2020年は新しい憲法の年」と言った

 

 

 

5月3日は、日本で「憲法記念日」という祝日です。

日本の今の憲法「日本国憲法」は、1946年11月3日に発表されて、1947年5月3日から使われ始めました。

それをお祝いする日です。

 

昨日の憲法記念日に、日本の安倍晋三首相が、憲法を変えたい人たちの集まりにビデオメッセージを送りました。このビデオメッセージは「日本の首相安倍晋三」からのメッセージではなくて、「自民党のリーダー安倍晋三」からのメッセージでした。

 

最初に「こんにちは。自由民主党総裁(リーダー)の安倍晋三です。」とあいさつをした安倍首相は、ビデオメッセージの中で、東京オリンピックとパラリンピックをする2020年は「日本人みんなの目標」で、その年を「新しい憲法が始まる年にしたい」と言いました。

 

安倍首相は、東京オリンピックとパラリンピックをする2020年を「日本が新しく生まれ変わって、しっかりと動き出す年にしないといけない」と前から言っていました。安倍首相は2020年に「新しい憲法の年」という目標を置きました。

 

そして、憲法第9条(憲法の9番目)に「自衛隊」のことを入れたい、と話しました。

安倍首相は、ビデオメッセージの中で、憲法第9条(憲法の9番目)に書いてあるふたつの文は変えないで、自衛隊のことを書いた新しい文を憲法に入れたいと言いました。

 

 

日本の今の憲法は、1947年に始まってから70年間、ひとつの文字も変わったことがありません。

今、世界で使っている憲法の中で、こんなに長い間変わったことがない憲法はありません。

ですから、「化石みたいな憲法」だと言う人たちもいます。

 

 

日本の今の憲法を変えるかどうかは、日本で長い間とても大きい問題になっています。

 

一番大きいポイントは、憲法第9条(憲法の9番目)です。

 

そして、安倍首相が憲法の中で一番変えたいのも、憲法第9条(憲法の9番目)です。

 

 

憲法第9条(憲法の9番目)には、「日本は戦争をやめた。何があっても絶対に戦争をしない」と書いてあります。

 

日本には「自衛隊」という組織があります。

自衛隊は、日本を守るために1954年7月1日にできました。

世界では「軍」だと言われることもありますが、本当は軍ではありません。自衛隊は、簡単に言うと「自分たちを守るグループ」です。

 

この自衛隊が憲法に合っているかいないかは、日本でいつも大きい問題になっています。

憲法第9条(憲法の9番目)のふたつめの文に「戦争を絶対にしないために、『戦力(戦争をするためのもの)』は持たない」と書いてあります。自衛隊が「戦力」かどうか、というのが問題のポイントです。

 

1985年、イラン・イラク戦争(1980年~1988年)のとき、イラクのサダム・フセインが「イランの空の上を飛んでいる飛行機を全部攻撃する」と言いました。そのとき、ほかの国は自分の国の人たちを助けに行きましたが、日本は「憲法第9条(憲法の9番目)があるので自衛隊はダメ」だと言って、イランにいる日本人を助けに行きませんでした。そのことを知ったトルコが、3月19日に日本人を助けにイランへ行きました。そして、日本人215人をトルコへ連れてきました。

そのときの話は、トルコと日本が一緒につくった2015年の映画「海難1890」で見ることができます。

 

 

安倍首相は、憲法に自衛隊について書いた文を入れて、「自衛隊は憲法に違反かどうか」という問題を終わりにしたいと考えています。ビデオメッセージの中でも「自衛隊は憲法に違反しているかもしれないが、何かあったら命を捨てて助けてください」というのはいけない、と言いました。

 

 

トルコは4月16日に「憲法を変えるかどうか」という国民投票をして、憲法を変えることにしました。

 

 

日本は憲法を変えるかどうか、そして憲法第9条(憲法の9番目)はどうなるか、世界は注目しています。

 

 

 

2017年5月4日

このニュースを書いた人: 浅野涼子(あさの りょうこ)

 

 

 


キーワード: 自衛隊 , 憲法改正 , 安倍晋三

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