3年C組に猫の「トムビ」が帰ってきた!

イズミル県バイラクル区にある小学校の3年生の児童たちが飼っていた「トムビ」という名前の猫は、猫が教室にいることを快く思わないたったひとりの保護者により、一度は教室を去ることを余儀なくされたが、トムビを愛してやまない担任教師と児童たちの熱意がかない、再び教室に戻ることができた。

3年C組に猫の「トムビ」が帰ってきた!

 

 

 

イズミル県バイラクル区の商業取引所小学校3年C組の児童33人は、校庭でトムビという名前の猫を飼っていたが、人懐っこいトムビはいつも教室までついてくるので、教室の中で飼うことにした。

担任のオズレム・プナル・イワシュチュ先生は、児童たちがトムビのことが大好きなのがわかると、学校の管理者に掛け合い、トムビを教室に入れても良いという許可を得た。

 

トムビは、1週間3年C組の教室にいた。

トムビ効果は絶大で、トムビの世話をしたり、トムビと遊んだりするために、いつもより早く登校する児童も出てきたと言う。

 

しかし、3年C組の児童の保護者のうち、たった1人が、衛生上の問題を口にし、アレルギーになる子どもたちが出てくるのが心配だと話したため、トムビは教室にいることができなくなってしまった。

 

トムビは、3年C組の児童の保護者のひとり、ニライ・ジョシャルデミルさんが引き取った。

しかし、トムビはジョシャルデミルさんの家に来ると、急激に痩せ始めた。3日間全く何も口にしなかったと言う。

トムビがあまりにも痩せてしまったことを心配したジョシャルデミルさんは、イワシュチュ先生に相談した。

自宅に猫が3匹いるイワシュチュ先生は、トムビを引き取ることにした。

しかし、トムビは、イワシュチュ先生の家にいる猫とも仲良くすることも、幸せになることもなかった。

この様子を見たイワシュチュ先生たちは、トムビがいたい場所、いるべき場所は、3年C組の教室であることに気づかされた。

 

イワシュチュ先生がこの状況をソーシャルメディアに投稿すると、イズミル県教育局のオメル・ヤフシ局長が行動に出た。

ヤフシ局長は、猫が児童の健康に悪影響を及ぼすかどうか調査し、トムビを教室で飼っても良いと判断した。

 

こうして、トムビは、日本で「猫の日」として祝福される2月22日、3年C組の教室に戻り、児童たちとの再会を果たした。

 

 

 

 

トムビが教室にいるのに反対していた保護者の子どもは、別のクラスに移ったと言う。

 

ヤフシ局長への感謝の気持ちを口にしたイワシュチュ先生は、「トムビは健康チェックが終わってからクラスに戻ってきた。児童たちは皆、とても喜んでいる」と話した。

 

メフメト・アイドードゥ校長は、トムビは児童たちといい関係を築いており、この関係は非常に価値があるとし、「児童たちの幸せは、自分にとっての幸せでもある」と話した。

 

 

 

絶大的なトムビ効果 3年C組が「良い子の教室」に

 

 

3年C組の担任、イワシュチュ先生は、トムビについて「校庭で飼っている他の猫と違い、すぐ人の後についてくるので、飼い猫で捨てられたのではないか」と話す。

注射や健康診断はすべてし、健康保険証ももらってあると話すイワシュチュ先生は、「猫は児童たちにとてもいい影響を与えている」と力説する。

イワシュチュ先生は、トムビが来た後のクラスの様子について、「児童たちは、トムビが来てから注意深く行動するようになった。以前は教室で走り回って、ケガをすることもあったが、トムビが来てからは、トムビを起さないように、嫌な思いをさせないように気をつけている。走ったり大声で話したりしなくなった」と語った。

 

3年C組の児童たちの話によると、トムビはとても美しく、協調性のある猫である。

 

児童たちは、トムビがいなくなったのが悲しくて耐えられず、トムビに手紙を書いたり、トムビの絵を描いたりした。トムビが戻ってくることになり、喜んでいる。

 

 

 

「トムビが戻ってきたのが嬉しくてたまらない」と言う、3年C組のシムゲ・ヌル・アイテキンさんは、「前は教室で走り回ったり、授業中におしゃべりしたりする人が多かったが、今は、トムビが起きないように授業中も静かになった。おかげで授業がもっとよくわかるようになった」と話している。

トゥアナ・トゥンタシュさんは「とても嬉しい。トムビはとても賢くて、皆のことを覚えていた」と話した。

 

 

 

(2018年2月22日 文責: 浅野涼子)

 

 

 

 



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