トルコの人権活動家がイスラエルに呼びかけ 「アヘドは子ども アヘドを釈放せよ 私を連れて行け」

人権活動家で弁護士のギュルデン・ソンメズ氏が、「アヘドは子ども アヘドを釈放せよ 私を連れて行け」と題した提案書を発表した。

トルコの人権活動家がイスラエルに呼びかけ 「アヘドは子ども アヘドを釈放せよ 私を連れて行け」

 

 

 

ソンメズ氏は提案書で、「パレスチナの勇敢な少女」、アヘド・エト・テミミさんが、裁判所に手錠をかけられて連れて来られたことを非難した。

 

どんな宗教やイデオロギーにおいても戦争には法と倫理があることを主張したソンメズ氏は、「戦争の時でさえ、子どもたちは不可侵な存在であり、保護される。あなた方は、子どもたちを拘束し、全人類に対し罪を犯しているのである」と綴られた提案書で、イスラエルに対し、「今すぐに、パレスチナ人の子ども全員と、もしいるならば、政治的な理由で拘束しているユダヤ人の子どもを釈放せよ。アヘド・エト・テミミさんを釈放し、二度と拘束しないという決定および保証の見返りとして拘束されることに異存はない」と、率直に呼びかけた。

 

 

 

 

■■■ イスラエル大使館に対する率直な呼びかけ■■■

アヘドは子ども アヘドを釈放せよ 私を連れて行け

 

パレスチナ人の少女、アヘド・エト・テミミさんは、2017年12月18日の夜、イスラエルの治安部隊によって自宅から連れ出され、母親と共に拘束された。その日から現在まで、何度もイスラエル軍事裁判所に連れ出されました。アヘド・エト・テミミさんは子どもであり、民間人ですが、世界に類を見られない形で軍事裁判所で裁判を受けています。世界各地でアヘド・エト・テミミさんをはじめ、パレスチナ人の子どもたちが拘束されていることに対し、あらゆる人権団体が子どもたちが釈放されるよう、何度も活動や文書のやり取りを行ってきました。しかし、アヘド・エト・テミミさんは全く釈放されることがなく、今日、禁錮8か月の形罰が与えられました。アヘド・エト・テミミさんは子どもであるにもかかわらず、手と足を鎖でしばられた状態で裁判所に連れ出されました。裁判所に連れ出されたときのこの露骨な状態は、アヘド・エト・テミミさんが刑務所にいる間に起こったことや侵害を受けたことを示してます。

子どもたちを束縛せず、自由にしてください。子どもたちを戦争の道具にしないでください。戦争の時でさえ、子どもたちは不可侵な存在であり、保護されます。あなた方は、小さい子どもたちを拘束し、全人類に対し罪を犯しているのです。

 

率直に提案しましょう。アヘド・エト・テミミさんを釈放し、私を連れて行ってください。

私はイスラエルが占領者であると思い込んでいるパレスチナ人の自由を求め、マーヴィ・マルマラ号に乗り、イスラエルの非合法行為に対し行われたあらゆる市民活動に参加し、スローガンを叫び、イスラエルが「テロリスト」呼ばわりし、人権活動家です。あなた方が人権活動家を好まず、テロリストであるとみなすことはわかっています。私は「テロ」という言葉は自分の肩書にふさわしいとは決して思いません。私は人生を人権と法のたたかいに捧げてきました。しかし、あなた方が「法」だと言っているものは、私を「テロリスト」だと言っているのです。従って、あなた方は私を拘束したほうが、アヘド・エト・テミミさんを拘束するより有意義かもしれません。

あなた方に対し、次のように率直に呼びかけます。

今すぐに、パレスチナ人の子ども全員と、もしいるならば、政治的な理由で拘束しているユダヤ人の子どもを釈放してください。アヘド・エト・テミミさんを釈放し、二度と拘束しないという決定および保証の見返りとして拘束されることに異存はありません。

アヘド・エト・テミミさんは子どもです。小さい子どもたちが無防備なのに付け込んで、子どもたちを利用して戦争をしないでください。世界中で、あなた方が目にしたくないと思っているあらゆる場所で、全人類があなた方がしたことを恥じ、あなた方に憎悪の念を抱いているのです。あなた方はこのことを不快に感じなければならないと信じています。

私の提案を受け入れるなら、私と連絡を取ることが可能です。

 

 

2018年3月21日

弁護士・人権活動家

ギュルデン・ソンメズ

 

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 アヘド・エト・テミミさんの弁護士がイスラエル軍事検察の「禁錮8か月」提案を飲む

 イスラエルの裁判所により逮捕・収監され、裁判を受けている「ハンザラ勇敢賞」の受賞者でパレスチナ人のアヘド・エト・テミミさんの弁護士が、イスラエルの検察官が提案していた禁錮8か月を受け入れた。

イスラエルの新聞『ハアレツ』によると、イスラエルの軍事検察が、アヘド・エト・テミミさんが訴えられている罪を認めた場合、減刑し禁錮8か月にすることを提案した。

記事で、アヘド・エト・テミミさんの弁護士がイスラエルの軍事検察の提案を受け入れ、最終決定は軍事裁判所の裁判官らが下すことが伝えられた。

 

 

「パレスチナの勇敢な少女」アヘド・エト・テミミさんが不当な裁判により禁錮8か月となった、その経緯

イスラエル軍は、アヘド・エト・テミミさんの自宅を2017年12月19日に急襲し、家族と一緒にいたアヘド・エト・テミミさんを拘束した。

パレスチナの都市ラマッラーの近くにある町、ネビ・サリヒにある家の中庭に強引に押し入ったイスラエル兵に平手打ちをしたところが撮られたビデオが公開されたアヘド・エト・テミミさんは、イスラエル兵を「攻撃」した罪に問われていることが報じられた。

アヘド・エト・テミミさんの隣にいるところがビデオに映っている、いとこのヌル・エト・テミミさんも、その後拘束され、軍事刑務所に送り込まれた。

アヘド・エト・テミミさんの母親のネリマン・エト・テミミさんも、事件の1日後、娘の状況を聞くために訪れたラマッラーの東にある拘置所で、イスラエル兵に拘束された。

 

「パレスチナの勇敢な少女」として知られているアヘド・エト・テミミさんは、2012年に兄が拘束されたとき、イスラエル兵に対して示した態度により、イスタンブールで「ハンザラ勇敢賞」を受賞している。

 

アヘド・エト・テミミさんは、レジェプ・ターイプ・エルドアン首相(当時)とも面会したことがある。

 

 

 

(2018年3月22日木曜日)

 

 

 



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