【シリア】 トルコ軍、ミュンビチで3度目のパトロール
トルコ軍は、シリアのミュンビチ(マンビジ)を分離主義テロ組織PKKのシリアにおける派生組織YPGから一掃する活動の一環として、一帯で3度目のパトロールを完了した。

トルコ軍の装甲車両は、シリア北部でユーフラテス川盾作戦が行われた地域にあるジェラブルスとミュンビチの前線ライン上にあるサジュ川周辺で、アメリカと調整しながら独立した形で3度目のパトロール活動を実施した。
初めてのパトロール活動は6月18日に、2度目は6月20日に実施されている。
トルコとアメリカは、テロ組織YPGがシリア北部にあるユーフラテス川西部で占領しているミュンビチから撤退することで合意している。
メヴリュト・チャウショール外務大臣とアメリカのマイク・ポンペオ国務長官は6月4日に行った会談で、一帯の安全と安定の確立も含めたロードマップを承認している。
プランは、トルコとアメリカ側の兵士と諜報部隊が地域内で共同で取締りを開始することも想定している。
合意はまた、ミュンビチからテロリストが撤退したあと、地域の地元勢力によって政権が樹立されることを記している。
テロ組織YPGは、アレッポ県ミュンビチ郡を2016年8月にアメリカの支援によってテロ組織DEASH(ISIL)から奪還して占領している。
ミュンビチの人口の90パーセント以上はアラブ人が占めている。
(2018年6月22日)