日本のイスラム社会に多大な貢献 「アブドゥルレシド・イブラヒムを追悼し次世代に伝える」プログラム 11/30トルコ 12/8日本で開催

約80年前の日本で、カザン州トルコ人と日本人との間を取り持ち、日本のイスラム社会に多大な貢献をしたアブドゥルレシド・イブラヒムを追悼し次世代に伝えるプログラムがトルコと日本で開催される。

日本のイスラム社会に多大な貢献 「アブドゥルレシド・イブラヒムを追悼し次世代に伝える」プログラム 11/30トルコ 12/8日本で開催

 

 

 

トルコで11月30日、日本で12月8日に開催されるアブドゥルレシド・イブラヒムを追悼し次世代に伝える目的のプログラム「日本を訪れたオスマン帝国の旅行家 アブドゥルレシド・イブラヒム」は、トルコ文化観光省のヌマン・クルトゥルムシュ大臣の支援、トルコ日本実業家経済文化協力協会(TUJIAD)の主催、ワクフバンクの後援により行われる。

 

トルコ日本実業家経済文化協力協会(TUJIAD)からの発表によると、11月30日のプログラムは、トルコの首都アンカラの土日基金文化センターで14時から18時(いずれもトルコ時間)に行われる。会場には13時30分(トルコ時間)より入場可能である。

14時(トルコ時間)に始まる開会式では、トルコ文化観光省のヌマン・クルトゥルムシュ大臣、トルコ日本実業家経済文化協力協会(TUJIAD)のエルダル・ギュヴェン会長、駐トルコ日本国特命全権大使の宮島昭夫(みやじま あきお)大使、トルコ外務省のムラト・アテシ外務次官補、ワクフバンクのメフメト・エミン・オズジャン最高経営責任者(CEO)、TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)会長のイブラヒム・エレン、土日基金文化センターのジャフェル・タイヤール・サードゥクラル理事長がスピーチを行う。

 

その後、「アブドゥルレシド・イブラヒム」をテーマにしたドキュメンタリー映画の上映と、「アブドゥルレシド・イブラヒム」写真展のオープニングが行われ、16時(トルコ時間)から「アブドゥルレシド・イブラヒムおよび日本人とトルコ人の関係」をテーマにしたパネルディスカッションが行われる。パネルディスカッションには、アンカラ大学のアリ・メルトハン・デュンダル教授、ミーマール・シナン美術大学のイスマイル・トゥルクオール准教授、ハリチ大学のハジェル・エスラー・アルマス助教がパネリストとして登場する。

 

 

12月8日に日本で行われる「日本を訪れたオスマン帝国の旅行家 アブドゥルレシド・イブラヒム」は、アブドゥルレシド・イブラヒムが初代イマーム(指導者)を務めたゆかりの地、東京ジャーミイ・トルコ文化センターで行われる。時間は14時30分から18時(いずれも日本時間)までで、会場には14時(日本時間)から入ることができる。

東京ジャーミイ・トルコ文化センターの公式サイトの日本語版で12月1日に発表された情報によると、トルコ共和国駐日特命全権大使のハサン・ムラット・メルジャン大使、トルコ日本実業家経済文化協力協会(TUJIAD)のエルダル・ギュヴェン会長、ワクフバンクのメフメト・エミン・オズジャン最高経営責任者(CEO)、前駐トルコ日本国特命全権大使の岡浩(おか ひろし)外務省中東アフリカ局長の臨席のもと開催されるプログラムで、「アブドゥルレシド・イブラヒム」をテーマにしたドキュメンタリー映画の上映、「アブドゥルレシド・イブラヒム」写真展のオープニングが行われ、「アブドゥルレシド・イブラヒムおよび日本人とトルコ人の関係」をテーマにしたパネルディスカッションが行われる。パネルディスカッションには、アンカラ大学のアリ・メルトハン・デュンダル教授と早稲田大学人間科学学術院小野亮介(おの りょうすけ)助手がパネリストとして登場する。

 

 

 

 

アブドゥルレシド・イブラヒム

 

アブドゥルレシド・イブラヒムは、1857年に現在のロシアのオムスク州で生まれたウラマー(イスラム知識人)で、1938年から1943年まで東京に建てられたモスク「東京回教礼拝堂」の初代イマーム(指導者)を務めた。生涯で2度日本を訪れたアブドゥルレシド・イブラヒムは、カザン州トルコ人と日本人との関係を発展させるのに力を尽くしたほか、日本にイスラムを広めるのに大きく貢献した。1944年に東京で死去した。アブドゥルレシド・イブラヒムの墓は、東京の多磨霊園にある。

 

 

【写真ギャラリー】 アブドゥルレシド・イブラヒム写真展

 

 

 

 

東京回教礼拝堂(通称:東京モスク、代々木モスク)

 

東京回教礼拝堂(通称:東京モスク、代々木モスク)は、ロシア革命後の弾圧から逃れて日本に渡ったカザン州トルコ人の手により、東京都渋谷区に建てられ、1938年に開堂した。老朽化により1984年に閉鎖、1986年に解体された。

その後、モスクの再建を委託されたトルコ政府が中心となって「東京ジャーミイ建設基金」を設立して建設に取り組み、2000年6月30日に東京ジャーミイとして生まれ変わった。現在、東京ジャーミイ・トルコ文化センターとして、モスクでの宗教活動のほか、イスラムやトルコの文化を伝えるよりどころとして多くの人に親しまれている。

東京ジャーミイ・トルコ文化センターは、世界最大の旅行サイトのひとつトリップアドバイザーが2017年11月に発表した「旅好きが選ぶ! 無料観光スポット2017」のランキングで2017年の無料観光スポット第10位に選ばれた。東京ジャーミイ・トルコ文化センターが「無料観光スポット」のランキングにランクインされるのは初めてである。

 

 

 

(2017年11月29日 文責: 浅野涼子)

※ 東京ジャーミイ・トルコ文化センターの公式サイトの日本語版で12月1日に発表された情報に基づき、12月8日に開催されるプログラムの内容を一部更新しました。(2017年12月7日)

 

 

 

 

 

 

 



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